ご存知の通り、私は高校を中退しました。
「中退」
そんな言葉、病気になるまで、いえ、病気になってからも私の中になかった。
なかったっていうより、考えないようにしていた。
「頑張って単位を取って、みんなと卒業するんだ」
それを目標にしてきたから。
無我夢中でした。
小学校の時も、中学校の時も、卒業なんて当たり前って考えてた。
卒業することがこんなに大変なことだと思っていなかった。
どうして頑張ろうって思ったか、
「大切な生涯の友」ができたから。
普通、私のような保健室登校の子には、
友達が保健室に足を運んでくれることってめったになかった。
でも、私のところには、
いつも誰かがきてくれた。
多い時は、全員吹奏楽部、だったりして(笑)
吹奏楽部には、大変お世話になった。
3年生のとき、部活だけ出席するっていう、
前代未聞の出来事で、校長たちはいろいろ言ってきた。
でも、保健の先生の協力と、部活の顧問の先生のおかげだと思う。
顧問の先生に対して、いつもいろいろな不満を言っていたが、
陰ながら応援してくれていたのは、顧問の先生だと思う。
私は、一生分の幸せを使ってしまった、と思った。
恵まれすぎていた。
だから、中退なんてしない。
そう決めていた。
平気で他人を傷つけるような人や、
授業で寝てる人、
「かったるい」って言ってる人、
憎いと思うと同時にとっても羨ましかった。
だって、高校生活を楽しんでいるんだもの。
私も、普通の1人の女子高生として、
高校生活をしてみたかった。
「あの授業イヤなんだよ〜」
そんなことも言ってみたかった。
中退は、私が次のステップに進むための、人生を良い結果にするために 選んだ道です。
それでも、まだどこかで「卒業したかった」って気持ちがあります。
みんなと一緒に。
みんながいなかったら、私はとっくに中退してた。
目標もないまま中退してた。
今、目標を持って中退したことを、自分自身でほめてあげようと思う。
自分のことをほめることって、大切なことでしょ??
3年生になったとき、今まで頑張ってきた糸がプツンと切れたんだと思う。
その糸を何度もつなごうとしたんだ。
目標を達成するために、何度も何度も。
そのたびに失敗した。
糸はボロボロになっていて、
つなげる状態じゃなかった。
それで考えたんだ。
古い糸を急いでつなごうとあせるより、
新しい糸を作ろうと。
だから中退を決めた。
卒業という目標をあきらめることになったけれど、
これが私の人生。
それも、自分自身で選んだ人生。
なんて幸せなことなんでしょう。


それでも、まだ私の中に卒業できなかったって、悔しい想いはあるんです。
世間体とかじゃなくて。
病気と、無我夢中で頑張った3年間、
中退って形は、やっぱり悔しいんです。
その想いは、仕方のないことだと思う。
私は、「部活」という場所で学校生活のほとんどを過ごしました。
その中で「生涯の友」ができたんです。
その友達たちが、
みんな先に行ってしまう。
そんな気がしました。
寂しかった。

そんな、「卒業」、「中退」に関するいろんな想いを抱えながら、
これからも私は生きていきます。
葛藤しながら。
「あのとき、やめなければよかった」
時々、私の中に出てくる言葉だけど、
でも今の生活、生き方に後悔はしていない。
でも、どの想いも無駄じゃない。
無駄にしない。
どんなことも、無駄にしたくない。
生きていく中の糧にします。
何事も、きっと何かの役に立つ!
生きているから。